Claude Code を試してみたいのに、最初のインストールでつまずいて、そこで止まってしまった」。これは、非エンジニアの方から本当によく聞く話です。

ある10人ほどのデザイン事務所で、経理と総務を一手に引き受けている方が、こう話していました。「便利そうだと思って入れようとしたら、英語のコマンドが並んでいて、どれを自分のパソコンで打てばいいのか分からない。気づいたらWindowsなのにMac向けの手順を読んでいた、なんてこともありました」。

インストールでつまずくのは、あなたの能力の問題ではありません。世の中の手順の多くが、エンジニア向けの書き方のまま置かれているからです。私自身、最初は同じところで止まりました。

この記事では、WindowsでもMacでも、あなたが自分の画面で「次に何を押せばいいか」が分かるように、インストールの手順を最初から最後まで順番に説明します。あわせて、入れる前に知っておきたい料金・プランの注意点、黒い画面が苦手な人向けの別の入れ方、つまずいたときの直し方まで、専門用語を避けてまとめます(すべて2026年6月時点の情報です)。読み終わるころには、迷わず最初の一歩を踏み出せるはずです。記事の最後に、インストール後の使い方までを1冊にまとめた無料のプレイブックも用意しています。

そもそもClaude Codeがどんな道具かをまだ整理できていない方は、先にClaude Codeの読み方は「クロード・コード」|意味・できること・始め方を5分で解説に目を通すと、この記事がスムーズに入ってきます。


ここから先は本論です

インストールの前に知っておきたい3つのこと

手順に入る前に、これを知らずに進むと必ずつまずく、というポイントが3つあります。先に押さえておくと、あとがぐっと楽になります。

インストール前に確認する3点

1つめは、料金です。ここが一番の落とし穴で、Claude Code は無料のClaude.aiプランでは使えません。利用するには、月額のPro・Max・Team・Enterpriseのいずれか、または開発者向けの従量課金(Console)のアカウントが必要です。一番安いProでも使えるので、まずはここから試す方が多いです。いくらかかるのか、無料でどこまで触れるのかは、Claude Codeは無料で使える?2026年6月の最新料金と「タダで試す」現実的な方法に最新の情報をまとめています。先にここを読んでおくと安心です。

2つめは、入れ方が一つではない、ということです。後で詳しく触れますが、文字でコマンドを打つ方法のほかに、ふつうのソフトのように画面のボタンで進められるデスクトップアプリも用意されています。黒い画面にどうしても抵抗がある方は、こちらを選べばコマンドをほとんど打たずに始められます。

3つめは、パソコンの対応条件です。Macなら macOS 13以上、Windowsなら Windows 10(1809以降)以上が必要です。あわせて、メモリ(パソコンが一度に作業できる容量)が4GB以上、そしてインターネット接続が要ります。ここ数年以内に買ったパソコンなら、まず問題ありません。

あなたに合った入れ方を選ぶ

入れ方は大きく2つあります。どちらが正解ということはなく、あなたがどちらの画面で作業したいかで選べば大丈夫です。

2つの入れ方|どちらを選ぶ?

パソコン操作にあまり自信がない方や、まず雰囲気をつかみたい方には、デスクトップアプリから始めるのが一番ラクです。Anthropicの公式サイトからMac版・Windows版をダウンロードして、ふつうのソフトと同じようにインストールできます。黒い画面を開く必要がほとんどありません。

一方、ネットの記事や社内マニュアルに載っている手順は、ほとんどが次に説明する「ターミナル版」です。コマンドと聞くと身構えますが、やることは案内された文を1行コピーして貼り付けるだけです。動作が軽く、新しい版が出ても自動で更新される手軽さがあります。この記事では、どちらの方にも対応できるよう、ターミナル版の手順を中心に、デスクトップアプリの入れ方も最後に添えます。

なお、Macで普段からアプリ管理の道具(Homebrew)を使っている方は brew install --cask claude-code、Windowsで同様の道具を使う方は winget install Anthropic.ClaudeCode でも入れられます。心当たりがなければ、この行は読み飛ばして大丈夫です。

ここで一つだけ用語を。「ターミナル」とは、パソコンに文字で指示を打ち込むための画面のことです(Windowsでは「PowerShell」と呼びます)。見慣れない画面ですが、この記事で使うのは決まった1行を貼り付けるところだけです。

実際のインストール手順

ここからが本番です。MacとWindowsに分けて、画面の開き方から動き出すまでを順番に説明します。全体の流れは次の5ステップで、どちらのパソコンでも考え方は同じです。

インストールの全体の流れ(5ステップ)

Macで入れる手順

最初に、少しだけコマンドが出てきます。意味は分からなくて大丈夫です。そのままコピーして貼り付ければ動きます。

ステップ1。画面右上の虫めがねマーク(Spotlight)を押し、「ターミナル」と打って、出てきた「ターミナル」を開きます。黒っぽい、文字だけの画面が出てきます。これが作業場所です。

ステップ2。下の1行をそのままコピーして、ターミナルに貼り付け、Enterキーを押します。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

これは「Claude Codeを取ってきて、このパソコンに入れてください」という意味の決まり文句です。少し待つと、文字がいくつか流れて、インストールが終わります。

ステップ3。続いて、下の1行を打って(または貼り付けて)Enterを押します。

claude

すると、ブラウザ(インターネットを見る画面)が自動で開き、ログインを求められます。先ほど用意したPro以上のアカウントでログインすれば、準備は完了です。あとはターミナルに戻り、日本語でお願いを書けば動きます。

ステップ4。きちんと入ったか確かめたいときは、下の1行を打ちます。バージョンの番号が表示されれば成功です。

claude --version

Windowsで入れる手順

Windowsも考え方は同じです。使う画面が「PowerShell」という名前になるだけです。

ステップ1。画面左下のスタートボタンを押し、「PowerShell」と打って、出てきた「Windows PowerShell」を開きます。青っぽい、文字だけの画面が出てきます。管理者として実行する必要はありません。

ステップ2。下の1行をコピーして貼り付け、Enterを押します。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

少し待つと、インストールが終わります。もし「&& は有効な区切り記号ではありません」といった赤い文字が出たら、それはCMDという別の画面を開いている合図です。一度閉じて、改めて「PowerShell」を開き直してから、もう一度この1行を試してください。

ステップ3。続いて claude と打ってEnterを押すと、ブラウザが開いてログインを求められます。Pro以上のアカウントでログインすれば完了です。

ステップ4。確認したいときは claude --version と打ち、番号が出れば成功です。

なお、Windowsでより本格的に使いたい場合は、無料の「Git for Windows」を入れておくと、Claude Codeができる作業の幅が少し広がります。最初は無くても問題ないので、必要を感じたときで構いません。

黒い画面を使わずに入れたい場合(デスクトップアプリ)

どうしてもターミナルに抵抗がある方は、デスクトップアプリを選びましょう。Anthropicの公式ダウンロードページからMac版・Windows版を入手し、ダウンロードしたファイルを開いて、画面の案内にしたがって進めるだけです。ふつうのソフトの導入と同じ感覚で、コマンドはほぼ使いません。起動後にPro以上のアカウントでログインすれば、すぐ使い始められます。

入れ終わったら、まず何を頼めるのかを知りたくなるはずです。実際に任せられる仕事の具体例はClaude Code でできること15選|非エンジニアが実際に任せられる仕事と、最初に試す1つに、最初の動かし方の全体像はClaude Code 使い方 完全ガイド2026|非エンジニアが30分で業務自動化を始める方法にまとめています。

よくあるつまずきと不安

インストールの場面で、非エンジニアの方から実際によく出る質問に答えます(いずれも2026年6月時点)。

無料で試すことはできない? Claude Code は、無料のClaude.aiプランでは使えません。利用には最低でも月額のProプランが必要です。逆に言えば、Proに入ればそのまま使い始められます。料金の全体像や、どのプランが自分に合うかはClaude Code の料金はいくら?全プラン早見表と実費シミュレーションで非エンジニアにも一発で分かる完全ガイドで確認できます。

「command not found」「'claude' は認識されません」と出た これは、インストール直後に画面がまだ新しい状態を読み込めていないだけのことが多いです。ターミナル(またはPowerShell)を一度すべて閉じて、開き直してから、もう一度 claude と打ってみてください。それでも直らないときは claude doctor と打つと、どこでつまずいているかを自動で点検してくれます。

自分のパソコンがMacかWindowsか、画面の種類が分からない 画面の左下にスタートボタン(4つの四角のマーク)があればWindows、上のバーに白いリンゴのマークがあればMacです。Windowsで文字画面を開いたとき、行の先頭が PS C:\ で始まっていればPowerShell、PS が付かず C:\ だけならCMDという別の画面です。この記事の手順はPowerShell向けなので、PS が付いている画面で進めてください。

会社の情報を読ませて、外に漏れない? 何を読ませてよいかは、ツール任せにせず、会社として線引きを決めておくのが基本です。顧客の個人情報や未公開の契約内容などは、扱いを社内で決めてから使うのが安心です。入れてよい情報・避けるべき情報の考え方はAIセキュリティ入門|社内情報をAIに入力する際のルールと対策にまとめています。業務に取り入れる前に、ここを一読しておくと安全です。

入れたあと、更新やアンインストールはどうする? ターミナル版(ネイティブ版)は、新しい版が出ると裏側で自動的に更新されるので、基本は何もしなくて大丈夫です。やめたくなったら、Macなら ~/.local/bin/claude のファイルを消すだけ、というように簡素に削除できます。気軽に入れて、合わなければ外せる、と考えておけば十分です。

そもそも黒い画面が向いていない気がする その場合は、ブラウザだけで会話しながら使える Claude Cowork という選択肢もあります。どちらが自分に向くかはClaude Code と Claude Cowork どっちを選ぶ?|非エンジニアのための判断チャートで確かめられます。まずCoworkで慣れてから、必要になったらClaude Codeに進む、という順番も自然です。

まとめ

Claude Code のインストールでつまずく一番の原因は、手順がエンジニア向けの書き方のまま置かれていることです。やること自体は、(1)Pro以上のアカウントを用意し、(2)ターミナルかPowerShellを開いて、(3)案内された1行を貼り付け、(4)claude で起動してログインし、(5)claude --version で確認する、という5ステップに尽きます。黒い画面が苦手なら、画面操作中心のデスクトップアプリを選べば、コマンドをほぼ使わずに始められます。大切なのは、完璧に理解してから動くのではなく、まず入れて、一つだけ仕事を頼んでみることです。今日、最初の1行を貼り付けるところから始めてみてください。

参考リファレンス