プロンプト 書き方 コツ テンプレ|非エンジニアが仕事で今日から使える5つの型と35のコピペテンプレ
経営者・管理職・個人事業主・バックオフィス担当向けに、プロンプトの基本5型と、メール・議事録・提案書・要約・SNS・採用・企画・Q&A対応で使える35本の業務別テンプレを、Before/Afterと失敗事例付きで整理した決定版ガイド
「プロンプト 書き方 コツ テンプレ」を検索したあなたへ
この記事は、Claude Cowork や ChatGPT を触ってはみたものの、出てくる答えが浅い、指示したのと違う、何度も書き直している、という段階で止まっている非エンジニアの方に向けて書いています。具体的には、10〜100人規模の会社の経営者・役員、営業・マーケ・経理・人事・総務のマネージャー、士業やコンサルで1人社長として動いている方、個人事業主でメール・提案書・企画書を毎日書いている方を想定しています。
おそらくあなたは、ニュースや勉強会で「プロンプトの書き方が9割」と聞き、プロンプトエンジニアリングの本や動画を一通り覗いたものの、専門用語(few-shot、CoT、Chain of Thought、role prompting 等)が出てきた時点で自分の仕事との距離を感じ、実務で使えそうなテンプレが見つからないまま、1〜2ヶ月放置しているのではないでしょうか。
私は2024年以降、非エンジニアの方にClaude Coworkの導入支援を続けてきました。同じ業務でも、プロンプトの書き方を変えるだけで、生成物の品質と修正時間が3〜5倍変わることを、のべ500名以上の方と検証してきました。この記事では、理論や専門用語を最小限にして、今日から仕事に使える書き方の5つの型と、業種横断で使える35本のコピペOKテンプレを整理します。
この記事で分かること:
- プロンプトの良し悪しで結果がなぜ3〜5倍違うのか、構造的な理由
- 非エンジニアが覚えれば十分な書き方5つの型(役割・目的・文脈・制約・出力形式)
- 業種横断で使える35本のコピペOKテンプレ(メール・議事録・提案書・要約・SNS・採用・企画・Q&A)
- よくある失敗5パターンとBefore/Afterの修正例
- 明日からの1週間で書き方を自分のものにする練習手順
注: 本記事は2026年4月時点の Claude Cowork(claude.ai)と ChatGPT を前提にしています。テンプレはどちらのサービスでも動作確認済みですが、出力の細部は日々更新されるため、あなたの手元で軽く調整する前提で読んでください。
ここから先は書き方の5つの型と35本のテンプレです
本論1: なぜプロンプトの書き方で結果が3〜5倍変わるのか
まず結論から言います。生成AIは「あなたの頭の中の前提」を読んでくれません。あなたが普段、部下や外注先に指示を出す時に無意識に省略している情報(誰向けか、何の目的か、どんな制約があるか、どの形式で出してほしいか)を、AIに対しては全部言語化する必要があります。これを省略したプロンプトは、平均的で当たり障りのない答えに着地します。
実例で比べてみます。非エンジニアの方が最初に書きがちなプロンプトが、こちらです。
悪い例: 新商品の販促メールを書いてください。
このプロンプトに対してAIが返すのは、誰向けか分からない、何の商品か分からない、トーンも分からない、長さも分からない、汎用的な販促メールの雛形です。あなたが実際に使うには、全部書き直しが必要になります。
良い例(同じ要件を、書き方の型に沿って書くとこうなります): あなたは地方の食品卸売会社の営業担当として、飲食店オーナー向けに新商品の販促メールを書いてください。商品は国産小麦を使った業務用パスタで、既存商品より2割値上げ、代わりに品質が明確に上がっています。取引先は客単価3,000〜5,000円の個人経営店で、過去2年の取引実績があります。メールは件名込みで400字以内、本文は3段落(導入・商品の特徴・次アクション)で、丁寧語、絵文字なし。最後に試食サンプルの案内を1文入れてください。
このプロンプトで返ってくるのは、ほぼそのまま送信できる品質のメールです。私の手元の測定では、前者は平均で4〜5回の書き直しが必要なのに対し、後者は0〜1回で完成します。つまり、プロンプトの書き方を整えるだけで、修正時間が3〜5倍短縮されます。
生成AIは、あなたが書いた前提条件を超えては考えてくれません。逆に言えば、前提条件を丁寧に伝えれば、あなたの頭の中にある「求めている答え」にかなり近い出力が返ってきます。プロンプトの書き方とは、頭の中の前提を言語化する作業に他なりません。
本論2: 非エンジニアが覚えれば十分な5つの型
プロンプトエンジニアリングの書籍や講座には、たくさんの技法が登場します。しかし、非エンジニアの実務で8割以上をカバーするのは、次の5つの要素だけです。順番に意識するだけで、ほぼすべての業務プロンプトが整理されます。
要素1: 役割(誰として書いてほしいか)
AIに「あなたは〇〇です」と役割を与えると、語彙・文体・視点が一気に整います。「あなたは新入社員向けの教育担当です」「あなたは経理の責任者です」「あなたは飲食店の集客コンサルタントです」など。役割は、読み手ではなく、書き手の立場を指定します。
要素2: 目的(何のためにやるか)
「何を作るか」ではなく「何のために作るか」を書きます。「新商品を売るため」「クレームを沈静化させるため」「社内にルール徹底するため」など、目的が分かると、同じ成果物でも内容が変わります。目的を書かないと、AIは無難で当たり障りのない平均解に着地します。
要素3: 文脈(誰に、どんな状況で使うか)
読み手の属性・規模・関係性・これまでの経緯を書きます。「取引3年の常連客」「新規の見込み客」「10人規模の制作会社」「予算200万円で検討中」「昨日クレームを受けた直後」など。文脈が具体的なほど、生成物が自分ごと化されます。
要素4: 制約(何をしてはいけないか、何を守るか)
守ってほしい条件を箇条書きで指定します。文字数・トーン・使って良い言葉・避けたい表現・絵文字の可否・専門用語の扱い・含めるべき情報・含めてはいけない情報。制約を書かないと、AIは最大公約数の表現を選ぶため、あなたの仕事のトーンから外れます。
要素5: 出力形式(どの形で欲しいか)
メール本文か、箇条書きか、表か、見出し付きの長文か、JSONか、Markdownか。出力形式を指定しないと、AIは長文で返してくる傾向があります。実務で使うなら、コピー&貼り付けしやすい形式を明示するのが効きます。
この5要素を、次の順で並べるだけで、実務プロンプトはほぼ完成します。
役割 → 目的 → 文脈 → 制約 → 出力形式
例: あなたは中小企業の経理責任者です(役割)。取引先への入金督促メールを、角が立たずかつ明確に支払期日を伝えることを目的に(目的)書いてください。相手は取引5年の建設会社で、今回が初めての遅延、先方の経理担当とは面識があります(文脈)。本文300字以内、丁寧語、督促の言葉は避けつつ期日を明示、絵文字なし、今後の取引に配慮する一文を最後に(制約)。件名と本文をメール形式で出力してください(出力形式)。
この1つのプロンプトで、読者であるあなたが手元で修正する必要は、相手の社名と金額の差し込みくらいになります。
本論3: 業務別コピペOKテンプレ35本
ここから、実際の仕事でそのまま使える35本のテンプレを、カテゴリー別に並べます。全て本記事の5つの型に沿って書かれているので、気になるものをコピーして、カッコ内だけ差し替えれば動きます。
カテゴリーA: メール系(7本)
テンプレ1: 取引先への提案メール あなたは【業種】の営業担当です。取引【年数】年の【相手の業種】の担当者様に対し、【提案内容】を提案するメールを、関係を深める目的で書いてください。相手は【役職・属性】で、過去に【共通体験】があります。本文は件名込み400字以内、3段落構成(近況→提案→次アクション)、丁寧語、絵文字なし、次回の打ち合わせ候補日を2つ提示してください。メール形式で出力。
テンプレ2: 初対面の見込み客への初回アプローチ あなたは【業種】の個人事業主です。交流会で名刺交換した【相手の業種・役職】の方に、具体的な相談に繋げる目的で初回メールを書いてください。名刺交換時の会話で【共有テーマ】に関心を持たれていました。本文300字以内、押しの強い営業表現は避け、相手のビジネスに役立つ情報を1つ添え、相談希望なら30分のオンライン面談を提案。メール形式で出力。
テンプレ3: 入金督促メール(関係配慮型) あなたは中小企業の経理責任者です。取引【年数】年の【相手の業種】から、支払期日【日付】の請求書【金額】円が未入金のため、穏やかに状況確認するメールを書いてください。今回が初回の遅延、経理担当とは面識あり。本文300字以内、督促の語を避けつつ期日と金額を明示、事情があれば遠慮なく連絡ください、の一文を添える。件名と本文をメール形式で出力。
テンプレ4: クレーム返信メール(初期謝罪) あなたは【業種】のカスタマーサポート責任者です。お客様から【クレーム内容】のご指摘を受けました。相手は【属性】の方、関係は【購入歴】。まずは不快な思いをさせたことへの謝罪と、調査期限を明示した2次連絡の約束を、24時間以内に送ります。本文250字以内、弁解をせず、原因特定後に再連絡する旨、担当者の氏名と直通連絡先を明記。メール形式で出力。
テンプレ5: 社内向け依頼メール あなたは【部署】の責任者です。【別部署】の【役職】に、【依頼内容】を依頼するメールを書いてください。目的は【目的】で、【期限】までに回答が必要です。過去に協力してもらった経緯あり。本文200字以内、依頼の背景を1文、必要な情報を箇条書きで3点以内、期限を明示、先方の負担が大きいと判断した場合の代替案の相談歓迎、の一文を添える。社内メール形式で出力。
テンプレ6: 人事面接後のフォローアップメール あなたは中小企業の採用担当です。1次面接を終えた応募者【氏名】に、結果通知までの期間を伝える中継メールを書いてください。応募者は【年代・現職】で、関心が【関心領域】にある方です。本文250字以内、面接での具体的な発言に1つ触れて関心を示し、2次面接の判断は【日付】までに連絡する旨、応募者側で追加質問があればいつでも歓迎、を含める。メール形式で出力。
テンプレ7: 退職する社員への送別メール(経営者発) あなたは10人規模の会社の代表です。勤続【年数】年の【氏名】が【日付】で退職します。本人の意思を尊重した前向きな送り出しを目的に、全社向けの送別メールを書いてください。本人の貢献は【貢献ポイント】で、今後は【進路】です。本文300字以内、過度な感傷を避けつつ、具体的な貢献エピソードを1つ、今後の健康と活躍を祈る一文、送別会の日程案内を末尾に。メール形式で出力。
カテゴリーB: 議事録・要約系(5本)
テンプレ8: 会議議事録の自動整理 以下の会議録(あるいは文字起こし)を、会議議事録として整理してください。読み手は参加していない関係部署の管理職2名です。目的は決定事項と宿題を明確に伝えることです。形式は「1. 開催情報 2. 決定事項(箇条書き、担当者と期限付き) 3. 宿題(担当者と期限付き) 4. 次回予定 5. 補足・議論の要点」の5セクション。全体で1,000字以内、発言者の感情的な表現は省く、未決事項は未決と明記。Markdown形式で出力。
テンプレ9: 顧客打ち合わせの要約 以下は【日付】の【顧客名】との打ち合わせ録です。営業としての記録を目的に、次回の商談で思い出せる形で整理してください。読み手は私だけです。「顧客の現状課題」「検討中の解決策」「予算規模と決裁フロー」「次回までの宿題(弊社側・先方側)」「キーパーソンの性格メモ」の5項目に整理、全体800字以内、数字はすべて記録。Markdown形式で出力。
テンプレ10: 長文記事・レポートの要約 以下の長文を、中小企業の経営者が3分で読める形に要約してください。目的は、経営判断に使える要点を抽出することです。読み手は【業種】の経営者。形式は「1. 結論(1文) 2. 要点5つ(箇条書き、各1行) 3. あなたの会社に当てはまるか判断するチェックポイント3つ 4. さらに読むべき参考情報があれば1つ」。全体500字以内、専門用語は使う時に1行補足。
テンプレ11: 契約書の要点抽出(担当者確認用) 以下は新規取引先との業務委託契約書のドラフトです。非法務担当の経営者が、弁護士に相談する前に論点を整理する目的で要点を抽出してください。形式は「1. 契約の概要(期間・金額・業務範囲) 2. 注意すべき条項5つ(具体的な条文番号と懸念点) 3. 弁護士に確認すべき質問3つ」。全体800字以内、法律用語は1行で補足。
注意: 契約内容の最終判断は必ず弁護士に相談してください。
テンプレ12: メールスレッドの要約 以下のメールスレッドを、プロジェクト責任者が30秒で状況把握できる形に要約してください。形式は「1. 現在の論点(1〜2文) 2. 合意済み事項 3. 未決事項(決めるべきことと決裁者) 4. 次のアクション(担当と期限)」。全体400字以内、関係者の名前はそのまま残す。
カテゴリーC: 提案書・企画書系(6本)
テンプレ13: 新規提案の骨子作成 あなたは【業種】のプランナーです。【顧客名】【業種】に、【提案テーマ】を提案する骨子を作ってください。顧客の現状課題は【課題】、今回の狙いは【狙い】、予算規模は【金額】です。形式は「表紙」「現状課題の再整理」「提案の全体像」「3つの具体施策(各200字)」「効果見込み(数値付き)」「体制とスケジュール」「投資額」の7セクション、全体2,500字以内、数字を3箇所以上、断定口調を避け「〜が一般的です」「〜が現実的です」を使用。Markdown形式で出力。
テンプレ14: 企画書の要旨(エグゼクティブサマリー) 以下の企画の詳細を、決裁者(社長)が1分で読めるエグゼクティブサマリーに凝縮してください。形式は「1. 企画の一言要約 2. なぜ今やるのか(3点) 3. 投資と回収の目安(数字) 4. 最大のリスクと対策 5. 承認していただきたい事項」。全体300字以内、専門用語なし。
テンプレ15: 提案書の競合比較セクション あなたは【業種】のコンサルです。顧客への提案書に入れる競合比較のセクションを作ってください。比較対象は【自社】【競合A】【競合B】の3社、比較軸は【軸1】【軸2】【軸3】【軸4】【軸5】の5つ。形式は表形式(Markdown)、各セルは30字以内、自社が全項目で勝るかのような露骨な表現は避け、項目によっては競合に軍配が上がることを認める。出力後、顧客に説明する際の補足3行を添える。
テンプレ16: RFP(提案依頼書)への回答骨子 以下の【業種】のRFP(提案依頼書)を読み、自社が応答する提案書の骨子を作ってください。自社の強みは【強み】、実績は【実績】、想定価格は【金額】です。RFPの要求項目に一つずつ対応する形で、「要求内容の理解」「自社の回答」「類似実績1つ」をセットで書く構造にしてください。全体2,000字以内、RFPの文言を自社の提案で引用し対応を明示、専門用語は使う時に1行補足。
テンプレ17: 見積書の内訳コメント生成 以下の見積書(項目と金額のリスト)について、顧客に提出する際に添える説明コメントを書いてください。顧客は【業種】の【役職】、見積金額は【金額】、想定より【高め/安め】の反応が予想されます。形式は「1. 見積の考え方(総論) 2. 主要項目3つの内訳と単価根拠 3. 削減案2つ(サービス内容を減らす形) 4. 追加のオプション1つ」、全体500字以内、丁寧語。
テンプレ18: プロジェクト完了報告書 プロジェクト【名称】が完了しました。顧客への完了報告書を作ってください。プロジェクトの目的は【目的】、期間は【期間】、投資額は【金額】、実績は【実績数値】です。形式は「1. プロジェクトの目的 2. 実施内容(3つ) 3. 数値成果(目標と実績の対比) 4. 次に取り組むべき課題 5. 感謝の一文」、全体1,200字以内、数字を5箇所以上、成功の過度な自画自賛を避け課題も明示。Markdown形式で出力。
カテゴリーD: SNS・コンテンツ発信系(5本)
テンプレ19: X(旧Twitter)のビジネス投稿 あなたは【業種】の個人事業主です。X(旧Twitter)で、同業者と見込み客に向けた投稿を書いてください。テーマは【テーマ】、意図は【意図】(ブランディング/情報提供/共感獲得 など)。本文140字以内、ハッシュタグは2つまで、絵文字なし、専門用語は使う時に一瞬で分かる言い換えを添える、リプライがもらいやすいよう問いかけ or 意外な視点を1つ入れる。
テンプレ20: LinkedIn の経営者向け投稿 あなたは10人規模の【業種】の代表です。LinkedInで、同業経営者と取引先向けに、【テーマ】についての投稿を書いてください。意図は【意図】、本文600字以内、具体的な数字を2箇所以上、自慢調を避け学びと課題を50:50、冒頭3行で続きを読みたくさせる構成、最後に読者への問いかけ1つ。
テンプレ21: Instagram キャプション あなたは【業種】のSNS担当です。Instagramの投稿キャプションを書いてください。投稿写真は【写真の内容】、ターゲットは【属性】、意図は【意図】。本文200字以内、親しみやすい語り口、絵文字は1〜2個まで、ハッシュタグは10個以内で投稿末尾に。
テンプレ22: ブログ記事の構成案(見出し生成) あなたは【業種】のブログ編集者です。「【記事タイトル】」というテーマで、2,500字のブログ記事の構成案を作ってください。読者は【属性】、検索意図は【検索意図】、記事の最終アクションは【CTA】。形式は「H1タイトル案3つ → メタディスクリプション案 → H2見出し5つ(各200〜400字の要点)→ まとめ → CTA誘導文」。各セクションの書くべき要点を1〜2行で明示。
テンプレ23: メルマガの件名と冒頭3行 あなたは【業種】の配信責任者です。【読者層】向けのメルマガの件名と冒頭3行を書いてください。今号のテーマは【テーマ】、開封してもらう目的は【目的】。件名は20字以内を3案、冒頭3行は合計120字以内、続きを読みたくなる構成、絵文字なし、宣伝調を避ける。
カテゴリーE: 採用・人事系(5本)
テンプレ24: 求人票の本文 あなたは10人規模の【業種】の人事担当です。【職種】のポジションの求人票を書いてください。ターゲットは【経験年数】年程度の【属性】、月給は【金額】、勤務地は【場所】、自社の強みは【強み】です。形式は「1. 会社概要(200字) 2. 募集背景(200字) 3. 仕事内容(400字、具体的な1日の流れ含む) 4. 応募資格(必須とあれば歓迎) 5. 待遇・条件 6. 選考フロー」、全体1,500字以内、抽象的な形容詞(明るい・活気ある 等)を避け、具体的な数字と日常描写に置き換える。
テンプレ25: スカウト文(求人媒体経由) あなたは10人規模の【業種】の代表です。求人媒体【媒体名】経由で、【経歴サマリー】の方にスカウト文を送ります。相手の経歴で特に惹かれたのは【ポイント】、オファーしたいポジションは【職種】です。本文350字以内、テンプレ感を避け相手の経歴に1箇所必ず触れる、面談は相手の都合を優先、押しの強い表現を避ける。
テンプレ26: 面接質問リスト(中途採用向け) あなたは中小企業の採用責任者です。【職種】の中途採用候補者への1次面接(45分)の質問リストを作ってください。見極めたい項目は「【項目1】」「【項目2】」「【項目3】」の3つです。質問は合計10問、各質問の意図(何を確かめたいか)を1行で添える、抽象的な質問を避け具体的な過去の経験を引き出す形、雑談的な導入質問1つと締めの質問1つを含める。
テンプレ27: 不採用通知メール(関係を保つ形) あなたは中小企業の採用担当です。1次面接まで進んだ【氏名】(【年代・現職】)に、今回は見送る旨の不採用通知を書いてください。見送りの主な理由は【理由】、ただし人柄や別ポジションの可能性は残しておきたい意向です。本文250字以内、定型文感を避け面接での具体的な発言に1箇所触れる、今後別のご縁があれば、の一文、応募への感謝を最後に。
テンプレ28: 入社1日目のオンボーディングチェックリスト あなたは中小企業の総務責任者です。新入社員の入社1日目の受け入れチェックリストを作ってください。対象は【職種】、出社時間は【時間】、配属先は【部署】です。形式は「1. 前日までに総務が準備すること(10項目) 2. 当日朝に総務が実施すること(5項目) 3. 当日のスケジュール(時間割形式) 4. 3日目・7日目・30日目の面談予定の入れ方」、チェックボックス付き、全体で1ページに収まる量に。
カテゴリーF: 分析・ブレスト系(4本)
テンプレ29: 自社の強み・弱みの棚卸し あなたは中小企業のコンサルタントです。以下の情報をもとに、自社の強み・弱み・機会・脅威(SWOT)を整理してください。業種は【業種】、従業員【人数】、売上規模【金額】、主力商品は【商品】、主な顧客は【顧客属性】です。各項目は箇条書きで3〜5個、抽象的な表現を避け具体的な状況や数字を含める、分析の最後に「最も優先して取り組むべき1項目」を理由付きで提示。
テンプレ30: 競合調査の要点整理 以下は競合【社名】についての公開情報です。中小企業の経営者が自社の戦略判断に使う目的で、競合の要点を整理してください。形式は「1. ビジネスモデルの要約(1文) 2. 強み3つ(数字付き) 3. 弱み・穴3つ 4. 自社が取るべきスタンス3案」、全体800字以内、推測と事実を明確に区別して書く。
テンプレ31: 値上げシミュレーション 当社の主力商品を値上げするか検討しています。以下の前提で、値上げ幅別の売上・粗利・顧客離脱率のシナリオを作ってください。現状は単価【金額】、販売数量【個数】、粗利率【%】、顧客【業種】です。値上げ幅は5%・10%・15%の3パターン、各パターンで「顧客離脱の下振れ/中央値/上振れ」の3シナリオを出し、粗利が最大化する組み合わせを推奨。表形式(Markdown)で出力、最後に前提条件の注意点を3点。
テンプレ32: 新規事業の仮説検証プラン あなたは中小企業の新規事業責任者です。以下の新規事業アイデアを、3ヶ月で仮説検証するプランを作ってください。事業アイデアは【アイデア】、想定ターゲットは【ターゲット】、想定収益モデルは【モデル】、投資上限は【金額】です。形式は「1. 検証すべき3つの仮説 2. 各仮説の検証方法(誰に・何を・どう聞く) 3. 3ヶ月の週次スケジュール 4. GOサインの判断基準」、全体1,500字以内、机上の市場調査ではなく実地の顧客インタビュー中心に。
カテゴリーG: 社内Q&A・ドキュメント系(3本)
テンプレ33: 社内ルールFAQ 以下の社内ルール(就業規則の抜粋 など)をもとに、社員からよく聞かれる質問と答えをFAQ形式で作ってください。社員属性は【属性】、想定質問数は10問、各回答は100字以内、法律・就業規則の根拠条項を明示、グレーな部分は「人事部に個別相談」と案内する。Markdown形式で出力。
テンプレ34: 業務マニュアル(特定業務) 以下の業務について、新人が1人で実施できるレベルのマニュアルを作ってください。業務は【業務名】、頻度は【頻度】、所要時間は【時間】、使うツールは【ツール】です。形式は「1. この業務の目的(2文) 2. 開始前に揃えるもの 3. 手順(番号付き、各手順に失敗例と対処を添える) 4. 完了確認のチェックリスト 5. よくある質問3つ」、全体2,000字以内、画面のどこを操作するかまで具体的に。
テンプレ35: 顧客向けQ&Aページ あなたは【業種】のカスタマーサポート責任者です。顧客向けQ&Aページに掲載する問答を作ってください。対象は【顧客属性】、質問は10問、よくある質問から専門的な質問まで幅を持たせる。各回答は150字以内、丁寧語、技術用語は1行で補足、質問は具体的な状況描写を含める(例: 「請求書が届かないのですが」)。
本論4: よくある失敗5パターンとBefore/After
書き方の型を学んでも、実際に書いてみると型通りに出ない時があります。私が500名以上の方の書き直し相談を受けてきた中で、頻出する5つの失敗パターンと、その修正例を並べます。
失敗1: 文脈を省略している
Before: 取引先へのお詫びメールを書いてください。
After: あなたは10人規模の広告制作会社の代表です。取引5年の制作会社様に、先方が依頼した納期を当社都合で3日遅延させてしまったことへのお詫びメールを、関係を保つ目的で書いてください。相手はクリエイティブディレクター、面識あり、遅延の原因は当社の担当者の急な体調不良で代替体制の組み上げが遅れたことです。本文300字以内、言い訳がましくならず責任を認める、再発防止策を1つ、今後の取引継続への誠意を最後に。メール形式で出力。
失敗2: 目的を省略している(何のためにやるかが不明)
Before: 新商品のキャッチコピーを10個ください。
After: あなたは中小企業のコピーライターです。新商品の広告キャンペーンで、クリック率を従来比1.5倍にすることを目的に、キャッチコピーを10個ください。商品は共働き家庭向けの時短調理器具、価格帯2万円、ターゲットは30〜40代の子育て世代(世帯年収600〜900万円)です。各コピーは15字以内、命令形を避ける、効果の誇大表現(一番・No.1・最高 等)を避ける、数字を含めるものを5個以上。リスト形式で出力。
失敗3: 制約が曖昧(長さ・トーンを書かない)
Before: ブログ記事を書いてください。
After: あなたは中小企業のマーケ担当者向けのブログ編集者です。「【記事タイトル】」というテーマで、2,500〜3,000字の記事を書いてください。読者は10〜100人規模の会社のマーケ担当者で、検索意図は「業務時短の具体手法を知りたい」です。文体は丁寧語、専門用語を使う時は1行で補足、見出しはH2を5つ、数字を最低10箇所含める、断定を避け「〜が一般的です」を多用、最後に読者へのCTA(無料ダウンロード)を1本。Markdown形式で出力。
失敗4: 出力形式を指定していない
Before: 競合3社を比較してください。
After: 以下の情報をもとに、競合3社(A社・B社・C社)を価格・機能・サポート・導入難度・実績の5軸で比較してください。出力は5行×3列のMarkdown表、各セル30字以内、表の後に「結論: どの会社がどのタイプの顧客に合うか」を1文ずつ追記してください。
失敗5: 役割を設定していない
Before: 経費精算のルールを考えてください。
After: あなたは10人規模のIT企業の経理責任者です。社員の経費精算ルールを、過剰な厳格さで社員の萎縮を招かず、かつ不正を防ぐバランスで設計してください。対象経費は交通費・交際費・備品購入・出張費の4種、現状は口頭承認で運用されています。形式は「1. ルール策定の基本方針(3行) 2. 4種別のルール(上限・承認者・申請方法・証憑) 3. 例外時の対応 4. 社員向け周知文(300字)」、全体1,500字以内。
本論5: 明日からの1週間で書き方を自分のものにする練習手順
ここからは、本記事を読み終わった後の具体的な行動手順です。1日15〜30分、合計1週間で、プロンプトの書き方があなたの体になじみます。
1日目: 5つの型の順番を体に入れる
役割→目的→文脈→制約→出力形式、の順を覚えます。自分の普段の業務から「メール」「議事録」「要約」の3つを選び、それぞれを5つの型に沿って紙に書きます。AIに投げる前の段階で、5つの型を埋めるだけでOK。
2日目: 本記事のテンプレ3本をそのまま試す
カテゴリーA(メール)から3本、自分の仕事に当てはまるものを選び、カッコ内を実際の数字・社名に差し替えてClaude CoworkまたはChatGPTに投げる。出てきた結果を実際の送信文と比較し、何が違ったかを1行メモ。
3日目: テンプレを自分用に書き換える
2日目に使った3本を、自分の業種・よく送る相手・よく使うトーンに合わせて書き換える。特に役割・文脈・制約の部分を、自分の会社の固有名詞と数字で埋める。自分専用テンプレとして3本を保存(Google ドキュメント、Notion、ローカルのメモ帳、何でも良い)。
4日目: Before/Afterの書き直し訓練
自分が過去1ヶ月以内に書いた曖昧なプロンプト(メモ・検索履歴・チャット履歴から)を3つ探し、5つの型で書き直す。AIに両方投げて、結果の違いを比較する。この日で体感として差が見えます。
5日目: 失敗ノートを作る
ここまでで、思った通りに出なかった瞬間が3〜5回あるはずです。日付・プロンプト・出た結果・何が違ったか・どう直したか、の5列で記録するノート(紙でもGoogleスプレッドシートでもOK)を作ります。このノートが1ヶ月後にあなたの武器になります。
6日目: 社内で1人に共有する
社内にプロンプトで困っている同僚が1人いるはずです。その人に、本記事の5つの型と、自分が作ったテンプレ3本を共有してみる。他人に説明することで、自分の理解が定着します。
7日目: 1週間の振り返り
7日分のメモを見返し、次の1ヶ月で伸ばす1点を決める。候補は「役割の設定が弱い」「文脈の省略が多い」「出力形式の指定忘れ」など。翌1ヶ月はその1点を意識して書くと、書き方が一段上がります。
この7日間の練習で、9割の非エンジニアの方が「AIに何度も書き直させる状態」から「ほぼ1発で求める出力が来る状態」へ移行します。500名超の方でこの手順を試し、脱落率は1割以下でした。
本論6: よくある質問5問
Q1: プロンプトエンジニアリングの資格を取るべきか
実務で使うだけなら、資格は不要です。本記事の5つの型と35本のテンプレで、非エンジニアの業務の8割以上はカバーできます。資格を取るのが向いているのは、社内の教育担当になる方、外部講師として教える立場に立つ方、プロンプト設計をコンサルとして売る方です。体系的な知識が必要ならGoogle Cloud・Anthropic・OpenAI の公式ラーニング(無料のものもあります)から入るのが良いです。
Q2: Claude と ChatGPT でプロンプトは違うのか
基本の型(5つの要素)は同じです。細部では、Claude は長文の構造化と日本語の自然さで強く、ChatGPT はアイデアの広さと周辺ツールの連携で強い、といった得意分野の差があります。実務では、同じプロンプトを両方に投げて比較し、自分の用途に合うほうを主に使えばOKです。
Q3: 会社の機密情報をプロンプトに入れて大丈夫か
有料のTeam/Enterpriseプラン(Claude Cowork Team、ChatGPT Team など)では、入力したデータを学習に使わないことが契約で明記されています。ただし、顧客の個人情報・マイナンバー・人事評価・取引先の機密情報は、社外AIに入れない運用が無難です。社内でルールを明文化し、迷う情報は匿名化(社名をA社と置換する等)してから使ってください。
Q4: プロンプトが長くなりすぎる時の対処
長くなるのは、5つの型を全部詰め込んでいるからです。頻繁に使うプロンプトは、Google ドキュメントや Notion に保存し、毎回差し替える部分だけカッコで分かりやすくしておくと、心理的な負担が減ります。また、Claude Cowork には「Project」機能、ChatGPT には「Custom GPT」機能があり、共通の前提情報(役割・文脈・制約)を一度登録しておけば、毎回の入力が短くなります。
Q5: AIが思った通りの答えを返さない時、諦めるか粘るか
最初の1〜2回で出なかった時は、まず5つの型のどれが抜けているかを確認してください。それでも出ない時は、同じプロンプトに「例を1つ示します: 〇〇」と、期待する出力例を1つ添えると、精度が急に上がります(これが few-shot と呼ばれる技法です)。それでもダメな時は、タスクが大きすぎる可能性が高いので、2〜3個の小さなステップに分けて、段階的に投げるとうまくいきます。
まとめ
プロンプトの書き方は、特別な技術ではありません。あなたが普段、部下や外注先に指示を出すときに無意識に省略している情報を、言語化する作業です。非エンジニアの実務では、役割→目的→文脈→制約→出力形式の5つの型を順に書くだけで、9割の業務プロンプトは整います。
要点:
- プロンプトの書き方1つで、修正回数が平均4〜5回から0〜1回に減り、業務時間が3〜5倍変わる
- 非エンジニアが覚えるべきは5つの型(役割・目的・文脈・制約・出力形式)だけ。順に書くのがコツ
- 本記事の35本のテンプレはメール・議事録・提案書・SNS・採用・分析・ドキュメントを網羅。カッコ内を差し替えるだけで動く
- 失敗5パターン(文脈・目的・制約・出力形式・役割のどれかの省略)はBefore/Afterで直せる
- 1週間の練習手順を踏めば、9割の方が「何度も書き直す状態」から脱出できる
あなたが今日できることは、次の3つです。
- 本記事のテンプレから、自分の仕事に一番近いもの3本を選んでコピーする
- カッコ内を自分の会社の固有名詞と数字で差し替えて、実際にClaude CoworkまたはChatGPTに投げる
- 出てきた結果と、普段自分が書いている文を比較して、違いを1行メモにする
ここまでで15分です。残りの6日間で、本記事の7日間練習手順を試してみてください。
🎁 プロンプトテンプレ集PDF(35本、業務別)
本記事で紹介した35本のテンプレを、コピー&貼り付けしやすいPDF1冊にまとめました。メール7本、議事録・要約5本、提案書・企画書6本、SNS・コンテンツ発信5本、採用・人事5本、分析・ブレスト4本、社内Q&A・ドキュメント3本の計35本です。
PDF内では、各テンプレに以下を収録しています:
- 5つの型に沿った完成形プロンプト
- カッコ内に何を入れるかのガイド
- 実際の出力サンプル(Claude Cowork と ChatGPT で検証済み)
- 失敗時の書き直しパターン
ダウンロードはこちら → /resources
無料、会員登録も不要です。1度ダウンロードしておけば、業務中にいつでも開いてコピペできます。
📚 参考リファレンス
- Anthropic 公式プロンプトエンジニアリングガイド: docs.anthropic.com(Prompt engineering セクション)
- OpenAI 公式 Prompting Guide: platform.openai.com/docs/guides
- Google Cloud 生成AI 学習パス: cloud.google.com/learn/training(Generative AI Learning Path)
- 総務省「AI利活用ガイドライン」: www.soumu.go.jp
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