Claude の稼働状況(ステータス)を確認する方法|急に使えない・遅いときの自己診断ガイド

2026年4月最新|status.anthropic.com の読み方と、障害/自分側トラブルの切り分け方

「今朝から Claude が急に使えない」を5分で切り分ける

先日、東京で7人規模の会計事務所を経営している方から、朝9時すぎにこんな相談があった。「毎朝Claude で前日の税務相談メモを整理していたのに、今日に限って画面が固まって動かない。これ、壊れたんでしょうか? それとも私のパソコンがおかしいんでしょうか?」

結論から言うと、Claude が使えない原因は大きく2種類しかない。1つは Anthropic 側のサービス障害(世界中のユーザー全員が影響を受ける)、もう1つは自分側の問題(ネットワーク・ブラウザ・アカウント設定など、自分だけが影響を受ける)だ。この2つを見分けるのは、専用の「稼働状況ページ」を1回開くだけで終わる。

この記事で分かること:

  • Claude の稼働状況(ステータス)を確認する公式ページの場所
  • ページの読み方(赤・黄・緑の意味と、どこを見ればよいか)
  • 障害発生中にできること、してはいけないこと
  • 自分側の問題なのか Anthropic 側の問題なのかを切り分ける手順
  • Claude Code を使っている場合の /status コマンドの意味(補足)
  • よくある疑問への回答

この記事の最後に「Claude はじめての使い方ガイド」PDF(無料)を用意している。普段の使い方から、使えない時の対処まで、紙1枚にまとめたA4サイズのガイドだ。印刷してデスクに置いておけば、トラブル時に手元で確認できる。


本論1: Claude の稼働状況ページとは何か

稼働状況ページの役割

まず前提として、Claude は Anthropic 社のサーバーで動いている Web サービスだ。あなたのPCやスマホからインターネット経由でアクセスし、Anthropic のサーバーが回答を生成して返してくる。この流れのどこかで問題が起きると、Claude が使えなくなる。

「サーバー」とは、あなたの代わりに計算してくれる大きなコンピューターのこと。家にあるPCとは別の場所(データセンターと呼ばれる施設)に置かれている。Anthropic はこのサーバーの状態を、誰でも見られる形で公開している。その公開ページが「稼働状況ページ」だ。

英語では「ステータスページ(Status Page)」と呼ばれる。略して「ステータス」と言うこともある。Claude に限らず、Google や Microsoft 、LINE、freee 、kintone など、業務で使う多くのWebサービスが同様のページを公開している。

URL と最初にやること

Claude の公式稼働状況ページは以下のURLで公開されている。

status.anthropic.com

ブラウザ(Chrome や Safari など)のアドレスバーに入力すれば、ログインしなくても誰でも見られる。つまり、Claude が使えない状態でもこのページは確認できる仕組みになっている(もちろん、自分の自宅のインターネット自体が繋がっていない場合は話が別だ)。

今すぐブックマーク(お気に入り)に登録しておくことをおすすめする。Claude が急に使えなくなった時に最初に開くページとして、使い勝手が格段に上がる。

何が分かるか

稼働状況ページを開くと、主に3つのことが分かる。

  1. 今この瞬間、Claude が正常に動いているか
  2. もし障害中なら、どの機能に影響しているか(チャット、API、添付ファイルなど)
  3. 過去90日間にどれくらい障害があったか

ここで分かる情報は、Claude の開発元である Anthropic が公式に発信しているものだ。SNSで「Claude 落ちてる?」と検索するより、このページの方が早く・正確に状況をつかめる。


本論2: 稼働状況ページの読み方

色とマークの意味

稼働状況ページを開くと、画面の上部に「All Systems Operational」などの英語が表示される。これが現在の総合ステータスだ。色や文字の種類で意味が変わる。

英語で書かれているため、英語が苦手な方のために主要な表示を翻訳しておく。

英語表記 意味 あなたの取るべき対応
All Systems Operational 全機能が正常稼働中 問題なし。使えないなら自分側の問題
Some Systems Experiencing Issues 一部の機能に問題あり 影響範囲を確認。自分の使い方に影響があるか確認
Partial System Outage オレンジ 一部機能が停止中 復旧待ち。代わりの手段を検討
Major System Outage 大規模な障害発生中 復旧待ち一択。今は使わない
Scheduled Maintenance 計画されたメンテナンス中 事前告知あり。終了まで待機

日常的に気にしておくべきは「緑(Operational)」以外が表示された場合だ。緑以外であれば、自分の環境ではなく Anthropic 側で問題が起きている可能性が高い。

コンポーネント別のステータス

ページを下にスクロールすると、Claude のサービスが複数のコンポーネント(部品)に分かれて表示される。主なコンポーネントは次のとおりだ。

  • claude.ai(Web アプリ本体): ブラウザで Claude を使う機能
  • api.anthropic.com(API): 他のシステムから Claude を呼び出す機能(主に開発者向け)
  • console.anthropic.com: 開発者向け管理画面
  • Model availability: 各モデル(Opus、Sonnet、Haiku)の稼働状況
  • File uploads: ファイルの添付機能
  • Attachments: 添付物の処理機能

非エンジニアが普段使うのは claude.ai だ。このコンポーネントのステータスを最初に確認しよう。もし claude.ai が緑なら、あなたが経験している問題は Anthropic 側の障害ではない可能性が高い。

過去の障害履歴を確認する

稼働状況ページをさらに下にスクロールすると、過去90日間の障害履歴が一覧で表示される。各日付に小さなボックスが並んでおり、緑なら障害なし、赤なら障害ありだ。

ここを確認するメリットは2つある。

1点目: 今朝起きたトラブルが、昨日から続いているものか、今日新しく発生したものかを判別できる。 2点目: Anthropic が過去にどれくらい安定して運営されているかの目安になる。業務で本格的に使うか検討している場合の参考情報として活用できる。

一般的に、Claude のような大規模サービスでは、年間99.9%程度の稼働率が期待される。過去90日で大きな障害が数回程度なら、許容範囲内と言えるだろう。


本論3: トラブル時の切り分けステップ

ステップ1: まず status.anthropic.com を開く

Claude が動かない・遅い・エラーが出る、どんな症状でも、まず最初にやるのはこれだ。

status.anthropic.com をブラウザで開く。ログイン不要。30秒で現状が分かる。

ここで緑以外の表示があれば、自分側で何をやっても解決しない。待つしかない。無駄に再読み込みやアカウント操作をせず、別の方法で業務を進めることを考える。

ステップ2: 緑なら自分側を疑う

稼働状況ページが緑(All Systems Operational)なのに自分は Claude が使えない、という場合は、自分側に原因がある。以下の順番で確認するのが効率的だ。

順序1: インターネット接続の確認 他のWebサイト(例:google.com)が開けるかをチェック。開けないなら、自分のインターネット接続が問題だ。Wi-Fi ルーターの再起動を試す。

順序2: ブラウザの再読み込み Claude の画面で「Ctrl + F5」(Macは「Cmd + Shift + R」)を押すと、強制再読み込みができる。これでキャッシュ(一時保存されたデータ)が更新され、古いデータが原因の不具合が解消することがある。

順序3: 別のブラウザで開く 普段 Chrome を使っているなら Safari や Edge で claude.ai を開いてみる。別ブラウザで動くなら、元のブラウザの拡張機能やキャッシュが原因だ。

順序4: シークレットモードで開く Chrome の「Ctrl + Shift + N」(Macは「Cmd + Shift + N」)でシークレットウィンドウを開き、claude.ai にアクセスする。ここで動くなら、拡張機能やCookie(サイトが保存する小さなデータ)が原因と分かる。

順序5: 別のデバイスで試す PC で動かないなら、スマホの Chrome で claude.ai にアクセスしてみる。スマホで動くなら、PC 側の設定か環境が原因だ。

順序6: ログアウト→再ログイン claude.ai の画面でログアウトし、もう一度ログインし直す。アカウント側の認証トラブルが解消することがある。

ステップ3: それでも解決しない時

上記を全部試しても解決しない、かつ稼働状況ページは緑のまま、というケースは稀だが起こる。その時は次のいずれかが考えられる。

  • 自分のアカウント固有の問題(支払い方法の期限切れ、プランの月間上限到達など)
  • 会社のネットワーク制限(セキュリティポリシーで claude.ai がブロックされている)
  • 地域ごとの配信状況の違い(公式ステータスで完全に拾えないケース)

会社のPCを使っている場合、2番目の可能性は意外と多い。情報システム部門(IT担当者)に「claude.ai へのアクセスが許可されているか」を確認してもらうとよい。


本論4: 障害発生中にすべきこと、してはいけないこと

してはいけないこと

Claude が障害で動かない時、つい焦って色々と操作してしまいがちだが、避けた方がよいこともある。

避けたいこと1: 連続で再読み込みを繰り返す 稼働状況ページが赤・オレンジの時、画面を何度も再読み込みしても状況は変わらない。Anthropic のエンジニアが復旧作業中だ。再読み込みを連発するとサーバーへの負荷が増えて、復旧が遅れる可能性すらある。

避けたいこと2: アカウントの設定変更やパスワード変更 障害中は認証系の処理も不安定になることがある。設定変更・パスワード変更・プラン変更などは、稼働状況が緑に戻ってから行う。

避けたいこと3: 重要な会話を途中で切る もし回答が途中で止まった場合、その会話を削除せずに残しておく。障害復旧後に、同じ会話画面を開くと続きから再開できることがある。

した方がよいこと

推奨1: 公式X(Twitter)の @AnthropicAI をチェック 大規模な障害の場合、Anthropic は公式X(Twitter)で状況をアナウンスすることがある。ステータスページの更新より早く情報が出る場合もある。

推奨2: 代わりの手段を一時的に使う 今すぐ文章を作る必要があるなら、ChatGPT(chatgpt.com)や Google Gemini(gemini.google.com)など別のAIサービスで代用する。完全な代替ではないが、急ぎの作業は進められる。

推奨3: 作業計画を一旦見直す 障害が長引きそうなら、Claude に依頼する予定だった業務を、手作業で進められる範囲で進める。Claude が復旧したら、その時点から再度依頼する。

推奨4: 障害の学習機会として記録しておく 業務で Claude を多用している場合、過去にどんな障害があり、どう対処したかをメモしておくと、次回の対応が早くなる。これはBCP(事業継続計画)の小さな実践だ。

非エンジニアが押さえておきたい心構え

Web サービスは100%完璧な稼働を約束できない。Claude に限らず、Google も Microsoft も LINE も、年に何度かは必ず短時間の障害が起きる。

大事なのは、1つのサービスに業務の100%を依存しない設計だ。Claude を使って議事録を整理する業務があるなら、Claude が止まった時のバックアップ手順も決めておく。「紙にメモを取る」「手動で箇条書きだけ残す」「翌日まで待つ」など、低速モードでもよいので代替案を用意しておくと、障害時の焦りが大幅に減る。


本論5: Claude Code の /status コマンド(補足)

/status コマンドとは

「claude status」で検索している方の中には、Claude Code(ターミナルで動く開発者向けツール)の /status という機能について知りたい方もいる。非エンジニアの方はこのセクションは読み飛ばしてもよい。

Claude Code は、コマンド入力で使うAIツールだ。非エンジニアが日常業務で使うことは少ないが、プログラミングを少し触る方や、最近のAIエージェント関連の記事を読んでいる方は、言葉を聞いたことがあるかもしれない。

Claude Code を起動した状態で /status と入力すると、現在の動作状況が表示される。表示される内容には、現在使っているモデル(Opus や Sonnet)、今までに消費したトークン数(AIへの入出力量を測る単位)、作業ディレクトリ(フォルダ)、接続しているアカウントなどが含まれる。

これは Anthropic のサーバー障害の情報ではなく、自分のローカル(手元の)環境での状況確認コマンドだ。今の文脈(Claude が使えない時の対処)とは意味合いが異なるので、混同しないようにしたい。

Claude Code のサーバー障害を確認したい場合

Claude Code もバックエンドで Anthropic のサーバーに接続して動いている。Claude Code が急に動かなくなった場合も、確認先は status.anthropic.com だ。「API」コンポーネントのステータスを見る。

赤や黄色になっていれば、Claude Code のエラーは自分の環境ではなく Anthropic 側の問題だ。復旧を待つしかない。

Claude Code の使い方や導入方法の詳細は、別記事(/articles/582)で解説している。


よくある質問

Q1. 稼働状況ページは日本語で見られるか

A. 2026年4月時点で、status.anthropic.com は英語表示のみだ。ブラウザが Chrome なら、右クリックから「日本語に翻訳」を選ぶと、ページ全体を日本語で読める。翻訳の精度は高く、ステータスの意味を判断する分には十分だ。

Q2. 障害情報のメールやSMS通知を受け取れるか

A. 受け取れる。status.anthropic.com の画面右上に「Subscribe」ボタンがあり、そこからメールアドレスを登録すると、障害発生時と復旧時に通知メールが届く。業務で Claude に依存している方は登録しておくと便利だ。

Q3. 日本からのアクセスだけ遅い、といったことはあるか

A. 稀にある。Anthropic のサーバーは主に米国にあり、日本からアクセスすると地球半周分の通信距離がある。通常は問題にならないが、太平洋を横断する通信ケーブルに不具合があると、米国では問題なくても日本から見ると遅い、という現象が起きることがある。その場合、status.anthropic.com では緑と表示されているのに、実際は使いにくい状態になる。

Q4. モバイルアプリ(iPhone/Android)で使えない時もステータスページを見るのか

A. 見る。iPhone や Android の Claude アプリも、内部では claude.ai や API コンポーネントを使っている。アプリが使えない時も、status.anthropic.com の claude.ai または API の欄を確認することで、障害かどうかが分かる。

Q5. 障害対応中に、他社AI(ChatGPTなど)と併用するのは問題ないか

A. 問題ない。業務効率の観点では、複数のAIサービスを使い分けるのは実用的な選択だ。ただし、入力する情報の取り扱いについては、各サービスのプライバシーポリシーに差があるため、社内の情報セキュリティルールを確認する必要がある。

Q6. 有料プラン(Pro / Max)なら障害が少ない、というのはあるか

A. 基本的にはない。Claude の有料プランと無料プランは、同じサーバーで動いている。障害が発生すれば、有料プランのユーザーも無料プランのユーザーも同様に影響を受ける。ただし、障害からの復旧は有料プランが優先される傾向があるという話もあるが、公式にアナウンスはされていない。

Q7. 業務で使っている時に大規模障害が発生したら、どうクライアントに説明すればよいか

A. 正直に伝えるのが最善だ。「AIサービスの提供元で障害が発生しており、復旧を待っている状態です。復旧次第、作業を再開します。納期については○○時間以内に影響有無を連絡します」といった形で、状況・見通し・影響を簡潔に共有する。稼働状況ページのURL(status.anthropic.com)も伝えると、クライアントが自分でも確認できる。

Q8. Claude の障害が頻繁に起きるなら、業務で使うのが不安だ

A. 不安になるのは自然だが、実は Claude の稼働率は他の主要Webサービスと比べて特別低いわけではない。多くの業務ソフト(freee、kintone、slack、Google Workspaceなど)も年に数回は障害を経験している。大事なのは、1つのサービスに全業務を依存しない設計と、障害時の代替手段を決めておくことだ。


まとめ

Claude の稼働状況を確認する方法をまとめる。

  1. 公式ページは status.anthropic.com。ログイン不要で誰でも見られる
  2. 緑なら正常、緑以外なら Anthropic 側で問題が起きている可能性が高い
  3. Claude が使えない時は、まずステータスページを開くのが最速の切り分け方法
  4. ステータスが緑なら自分側を疑い、順番にブラウザ・ネットワーク・デバイスをチェック
  5. 大規模障害時は、無理に何度も試さず、復旧を待つか代替手段を使う
  6. 通知メール登録(Subscribe)をしておくと、障害時に自動で知らせてくれる

業務で Claude を使う方にとって、稼働状況ページを知っているかどうかで、トラブル対応の速度が大きく変わる。今日、status.anthropic.com をブックマーク登録しておけば、次に何かあった時に迷わず対応できる。


特典

「Claude はじめての使い方ガイド」PDF(無料)を用意した。

内容:

  • claude.ai への初回アクセスからアカウント作成までの図解
  • 最初に試すと効果的な5つの使い方と入力例
  • 使えない時のトラブル切り分けチェックリスト(この記事の内容を1枚にまとめた版)
  • status.anthropic.com の主要画面の読み方
  • よく使う操作のキーボードショートカット一覧

A4サイズ、印刷してデスクに常備しておけるガイドだ。トラブル時に慌てないための、普段用・緊急用どちらにも使える資料にしている。

ダウンロードはこちら → /download/claude-getting-started-guide


参考リファレンス