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CLAUDE LAB NEWSLETTER — Vol.0012026-04-17

非エンジニアが Claude Code で月商100万円の SaaS を作った方法

海外ソロ起業家3人の実例から、技術スタック・初期費用・集客導線・失敗パターンまで完全解説

こんにちは。Claude Works 編集部です。

「Claude Code って結局エンジニア向けでしょ?」——この質問を、 私は毎週のように受けます。答えは No です。

今回は、エンジニアではない海外のソロ起業家が Claude Code を使って 実際にプロダクトを作り、収益を上げている3つの事例を徹底解説します。 「何を作ったか」だけでなく、「どう作ったか」「いくらかかったか」 「どこで躓いたか」まで掘り下げました。


事例1: デザイナーが6週間で月商150万円(Mattia Pomelli)

何を作ったのか

イタリア在住のフリーランスデザイナー Mattia Pomelli 氏は、 「Sleek.design」という AI モバイルアプリデザインツールを開発しました。 プロンプトを入力すると、iOS / Android アプリの画面デザインが AI で自動生成されるサービスです。

ローンチからわずか6週間で月間経常収益(MRR)$10,000(約150万円)を達成。 広告費はゼロ。チームは本人1人だけ。

なぜ3週間で MVP を出せたのか

Pomelli 氏は天才プログラマーではありません。彼が3週間で製品を出せた理由は明確です。

  1. 01過去に作ったデザインツールの認証・決済・ダッシュボード部分をそのまま流用した。ゼロから書いたのは「AI 生成ロジック」と「モバイル UI プレビュー」だけ
  2. 02技術スタックは Next.js + Supabase + Vercel + Stripe という「枯れた組み合わせ」に統一。Claude Code が最も得意とする構成を選んだ
  3. 03Claude Code の CLAUDE.md に「テストを必ず書く」「既存機能を壊さない」「エラーが出たら原因を特定してから修正」のルールを書き、品質を保ちながらスピードを出した

ここが重要な示唆です。1本目のプロダクトは失敗しても、コード資産は残る。 2本目、3本目と積み上げるほど、MVP までの時間は加速度的に縮みます。

技術スタックと月額コスト

項目ツール月額
フロント / APINext.js$0
DB / 認証Supabase (Pro)$25
ホスティングVercel (Pro)$20
AI コーディングClaude Code (Max)$200
決済Stripe売上の2.9%
分析PostHog (Free)$0
メールResend (Free)$0
合計固定費約$245/月(≒37,000円)

月37,000円の固定費で、月商150万円のプロダクトが動いている。 粗利率は97%を超えます。

広告費ゼロの集客導線

使ったチャネルは2つだけです。

  1. 01X(旧 Twitter)で開発過程をリアルタイム公開。機能追加のたびにデモ動画を投稿し、Build in Public(公開開発)スタイルで信頼を蓄積
  2. 02Reddit の r/SideProject、r/indiehackers、r/design でプロセスと数字を共有。「宣伝」ではなく「事例共有」の形で投稿するのがポイント

日本に置き換えるなら、note・Zenn・Qiita での「開発ログ記事」が同じ役割を果たします。 商品を売るのではなく、作っている過程を公開する。これは日本語圏でも十分に機能する手法です。


事例2: 会計士が請求書自動化ツールを構築(Sarah Chen)

何を作ったのか

サンフランシスコの公認会計士 Sarah Chen 氏は、中小企業向けの請求書自動処理ツールを Claude Code で開発しました。PDF の請求書をアップロードすると、 仕訳データに自動変換して会計ソフトにインポートできるサービスです。

ローンチ3ヶ月で顧客40社、MRR $4,200(約63万円)。 注目すべきは、彼女の動機が「自分が毎月やっている作業が面倒だったから」という点です。

会計士が開発できた理由

  1. 01自分自身が毎月30時間かけていた作業をそのまま要件定義にした。「こういう請求書が来て、こう仕訳して、こうエクスポートしたい」と Claude Code に伝えるだけ
  2. 02最初は自分1人で使う社内ツールとして作った。3週間使い込んで品質を確認してから、同業の会計士仲間に見せたところ「売ってほしい」と言われて SaaS 化
  3. 03業界知識が最大の参入障壁になった。エンジニアが同じツールを作っても、会計の実務を知らないから仕訳ルールがズレる。会計士が作ったから、最初から現場で使えた
この事例の教訓: 非エンジニアの最大の武器は「業界知識」です。 Claude Code は技術の壁を下げてくれますが、あなたの業界知識は AI には代替できません。 経理なら経理の、営業なら営業の、士業なら士業の課題を一番よく知っているのは、 その仕事をしている本人です。

事例3: 不動産エージェントが物件提案 AI を構築(Marcus Rivera)

何を作ったのか

テキサス州の不動産エージェント Marcus Rivera 氏は、 顧客の条件を入力すると最適な物件をスコアリングして提案する AI ツールを Claude Code で構築しました。

ツール自体は無料で、不動産仲介の成約率を上げるための営業支援ツールとして活用。 導入後、月あたりの成約件数が3件から5件に増加(67%増)。 年間の仲介手数料は約$180,000(約2,700万円)増加した計算です。

開発プロセスの詳細

フェーズ期間やったこと
要件整理3日自分が普段やっている物件選定の判断基準を全てテキスト化。「駅徒歩10分以内」「築年数」「学区」など30の評価軸を洗い出し
MVP 開発2週間Claude Code に「この30軸でスコアリングするWebアプリを作って」と指示。Supabase にデータを入れ、Next.js で画面を作成
テスト運用2週間自分の顧客10組で試用。スコアリングのウェイト調整を繰り返し
本格運用継続中全顧客に展開。物件紹介メールの自動生成機能も追加

SaaS にしなかった理由

Rivera 氏は意図的に SaaS 化していません。理由は「自分の成約率を上げることが 最も ROI が高いから」。月$200 の Claude Code 費用に対して、 成約増による手数料増は年$180,000。ROI は750倍です。

全員がプロダクトを売る必要はない。自分の業務を効率化するだけでも、 投資対効果は十分に成り立ちます。


3つの事例に共通するパターン

3人の事例を並べると、明確な共通パターンが浮かび上がります。

  1. 01全員が「自分の仕事の課題」からスタートしている。市場調査ではなく、自分が毎日感じている不満が出発点
  2. 02技術スタックは全員ほぼ同じ(Next.js + Supabase + Vercel)。Claude Code が最も安定して動く構成を選んでいる
  3. 03最初のバージョンは驚くほどシンプル。機能を絞って2-3週間で出し、ユーザーの反応を見てから拡張
  4. 04CLAUDE.md でルールを書いている。「テストを書く」「既存を壊さない」を徹底することで、非エンジニアでも品質を保てている
  5. 05集客は「プロセス共有」。広告ではなく、作っている過程を公開して信頼を蓄積

日本の非エンジニアが明日から始めるなら

「面白い事例だけど、自分にはまだ早い」と思った方。 SaaS を作る必要はありません。まずは自分の業務の中で、 毎週繰り返している作業を1つ選んで、Claude Code に頼んでみてください。

具体的な始め方(所要時間: 30分)

  1. 01Claude Code をインストールする(Mac: ターミナルで npm install -g @anthropic-ai/claude-code)
  2. 02仕事用のフォルダを作り、そこで claude と入力して起動
  3. 03「毎週月曜にやっている〇〇の作業を自動化したい」と日本語で伝える
  4. 04Claude Code が提案してくれたコードを実行し、結果を確認
  5. 05うまくいったら CLAUDE.md にルールを書いて、来週も再利用できるようにする
参考記事: Claude Code を初めて触る方は、 まず Claude Cowork と Code 完全入門 2026 を読んでからお試しください。 インストールから最初の操作まで、30分で完了するガイドです。

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