これは何か
社員が1人辞めたときの損失額を金額に置き換えて試算するExcelシートです。採用費・教育費・欠員期間中のロスを合算し、1人あたりの離職コストを自動で出します。定着施策(研修や待遇改善など)に予算を付ける根拠を、感覚ではなく金額で示したいときに使います。数字を入れ替えるだけで試算できるので、Excelの関数を組む知識は必要ありません。
使う場面
業界を問わず人事・採用・経営者・役員・総務が、定着施策を進める場面で使います。
こんな方におすすめ
- 定着施策の企画・予算取りをする人事・採用担当の方
- 離職の影響を金額に換えて経営会議で説明したい総務の方
- 研修や待遇改善への投資判断を数字で見極めたい経営者・役員の方
解決できる業務の課題
離職の損失は「痛い」「大変だ」と感覚的にしか語られず、定着施策への投資を社内で説得しにくいという課題があります。このシートは採用費・教育費・欠員期間を金額化し、施策の投資対効果を示せるようにします。
- 「辞められると損」を、具体的な円の数字で語れる
- 定着施策の予算申請に添える根拠資料の土台になる
入っているもの
- 採用費(求人広告費・人材紹介手数料など)の入力欄
- 教育・研修コストと、戦力になるまでの立ち上がり期間の入力欄
- 欠員期間中の売上または生産性のロスの試算欄
- 1人あたりの損失額と、年間離職人数を掛けた合計額の自動集計
使い方
- 採用費・教育費・欠員期間・対象者の給与などを入力します。
- 1人離職あたりの損失額が自動で集計されます。
- 年間の離職人数を掛けて、施策で防げる損失の規模を確認します。
- 出た金額を、定着施策の予算根拠として提案資料に転記します。
効果の目安
1人あたりの損失額の試算にかかる時間は15〜30分程度が目安です。感覚頼りだった説明を金額ベースに変えられるため、予算会議での合意が得やすくなることが期待できます。なお、施策提案の説明資料そのものは、この数値をもとに別途作成が必要です。金額の前提(給与や欠員ロスの見立て)は自社の実態に合わせて調整してください。
完了条件
入力値の出典と更新日が残り、基準ケースと悪化ケースを比較し、責任者が次の判断を一つ決めている。
人が確認すること
- 入力単位・対象期間・税込税抜を元資料と合わせた
- 計算結果を会計・契約・実績データと照合した
- 試算を確定値や効果保証として扱っていない
次にすること
差が最も大きかった前提を一つ選び、確認担当・期限・再計算日を記録します。