これは何か

設備投資をしたとき、何年で元が取れるか(回収期間)と、毎年いくらの減価償却費が損益に乗るかを試算するExcelシートです。減価償却とは、買った設備を耐用年数にわたって少しずつ費用として計上する会計処理のことです。投資額・耐用年数・年間の削減額または増収効果を入力すると、単純回収期間と定額法(毎年同じ額を償却する方法)での償却スケジュールが自動で出ます。数値だけを変えて複数の投資案を並べ、どれが有利かを比較する用途に向いています。

使う場面

業界を問わず経理・財務・経営者・役員が、設備投資を進める場面で使います。

こんな方におすすめ

  • 設備投資の稟議や予算検討を担当する、製造業やサービス業などの経理・財務担当の方
  • 新しい機械や店舗設備への投資可否を判断する経営者・役員の方
  • 複数の投資案を数字で並べて比べたい方

解決できる業務の課題

設備投資の判断では、回収に何年かかるか、減価償却が毎年いくら乗るかを、電卓や手組みの関数で計算するのが手間です。案ごとの比較もしにくく、検討に時間がかかります。このシートは、その試算と比較を入力だけで済むようにします。

入っているもの

  • 投資額・耐用年数・年間効果(削減額または増収額)の入力欄
  • 単純回収期間(投資額を年間効果で割った、元が取れるまでの年数)の自動計算
  • 定額法による年間減価償却費と、年ごとの償却スケジュール表
  • 償却を反映した年次の損益イメージ

使い方

  1. 投資額・想定耐用年数・年間の削減額または増収効果を入力します。
  2. 回収期間と毎年の減価償却費が自動で表示されます。
  3. 数値を変えて複数の投資案を並べ、回収の早い案を見極めます。

効果の目安

1案あたりの試算・比較で、15〜30分程度の短縮が期待できます。手計算による割り算や関数組みのミスも減らせます。ただし、前提となる投資額や年間効果の金額を集める作業は別途必要です。

完了条件

入力値の出典と更新日が残り、基準ケースと悪化ケースを比較し、責任者が次の判断を一つ決めている。

人が確認すること

  • 入力単位・対象期間・税込税抜を元資料と合わせた
  • 計算結果を会計・契約・実績データと照合した
  • 試算を確定値や効果保証として扱っていない

次にすること

差が最も大きかった前提を一つ選び、確認担当・期限・再計算日を記録します。