これは何か
社員の給与と稼働時間を入力すると、1時間あたりの原価(時間単価。給与などの人件費を働いた時間で割った金額)と、案件ごとにかかった原価を自動で算出するExcelです。「この案件は何時間かかって、原価はいくらだったのか」を、感覚ではなく数字で把握できます。見積もりや振り返りの精度を上げたい方向けのツールです。
使う場面
業界を問わず経理・財務・企画・経営企画・個人事業主が、原価計算を進める場面で使います。
こんな方におすすめ
- 案件の採算(利益が出ているかどうか)を数字で見たい経理・財務の方
- 事業や部門の収益性を管理する企画・経営企画の方
- 自分の時間単価を把握して価格を決めたい個人事業主の方
業種は問いません。人が時間をかけて動く仕事であれば、どの業界でも使えます。
解決できる業務の課題
見積もりや案件の振り返りで、「本当に利益が出ているのか」を人件費を時間に換算した原価で判断できない、という課題を解決します。人件費を時間単価に落とし込むことで、値付けや案件の取捨選択を根拠を持って行えるようになります。
入っているもの
- 社員ごとの給与・社会保険料・月間稼働時間の入力欄
- 1時間あたりの原価(時間単価)の自動計算
- 案件ごとの投入工数(誰が何時間かかったか)の入力欄
- 案件別の原価と、売上と比べた採算の算出
- 複数メンバー・複数案件をまとめて見る集計
使い方
- 社員ごとの給与と月間稼働時間を入力します。1時間あたりの原価が自動で計算されます。
- 案件ごとに、誰が何時間かかったかを入力します。
- 案件別の原価と、売上と比べた採算を確認します。
- 確認した数字を、次回の見積もりや価格設定の根拠として使います。
効果の目安
案件ごとの原価計算を手作業で行う手間を、案件あたり数十分ほど短縮できることが期待できます。また、人件費を時間単価で見える化することで、赤字案件の見落としを防ぎ、値付けの判断ミスを減らす効果も期待できます。数字の入力さえ済ませれば計算は自動で行われるため、電卓や手計算による集計ミスの心配も少なくなります。
完了条件
入力値の出典と更新日が残り、基準ケースと悪化ケースを比較し、責任者が次の判断を一つ決めている。
人が確認すること
- 入力単位・対象期間・税込税抜を元資料と合わせた
- 計算結果を会計・契約・実績データと照合した
- 試算を確定値や効果保証として扱っていない
次にすること
差が最も大きかった前提を一つ選び、確認担当・期限・再計算日を記録します。