これは何か

固定費・変動費・単価を入力すると、損益分岐点(利益がゼロになる売上高)と、値上げしたときにどこまで販売数が減っても利益を保てるかの余地を自動で試算するExcelツールです。値上げの判断材料を感覚ではなく数字で見るためのもので、前提の置き方と最終判断はご自身で行います。原価高騰への対応を検討する場面で、根拠のある一手を打つための土台になります。

使う場面

業界を問わず経営者・役員・経理・財務・企画・経営企画が、価格戦略を進める場面で使います。

こんな方におすすめ

  • 原材料費や仕入れの高騰で値上げを検討している中小企業の経営者・役員の方
  • 値上げの根拠を数字で経営陣に説明したい経理・財務の担当者の方
  • 価格改定の影響をシミュレーションしておきたい企画・経営企画の方

解決できる業務の課題

いくら売れば赤字を脱するのか、値上げして客数が減ってもどこまで利益を保てるのかを、感覚でしか判断できていないという課題を解決します。数字の裏づけがあると、値上げに踏み切る場面でも社内の合意が取りやすくなります。

入っているもの

  • 固定費・変動費・単価を入れる変数入力欄
  • 損益分岐点を自動で計算する数式
  • 値上げ率と販売数の変化による利益の試算
  • 前提の置き方を相談するためのプロンプト例(AIへの質問文のひな型)

使い方

  1. 固定費・変動費・現在の単価を入力欄に入れます。
  2. 入力した数値をもとに、損益分岐点(利益がゼロになる売上高)が自動で表示されるのを確認します。
  3. 値上げ率を変えながら、許容できる客数減の範囲を見て判断材料にします。
  4. 前提の置き方に迷ったら、付属のプロンプト例をAIに投げて考え方を整理します。

効果の目安

値上げの試算表を一から手作りする手間を、1時間程度短縮できるのが目安です。数字で余地を確認できるため、値上げ判断のスピードと納得感を高めることが期待できます。実際の効果は、扱う商品数や前提の複雑さによって変わります。

完了条件

入力値の出典と更新日が残り、基準ケースと悪化ケースを比較し、責任者が次の判断を一つ決めている。

人が確認すること

  • 入力単位・対象期間・税込税抜を元資料と合わせた
  • 計算結果を会計・契約・実績データと照合した
  • 試算を確定値や効果保証として扱っていない

次にすること

差が最も大きかった前提を一つ選び、確認担当・期限・再計算日を記録します。